シンプルなお買い物:ストックについて

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実はこの柔軟剤を買ったのは、使い始める3ヶ月前のことでした。
とっても優しい香りで、これからも使い続けたいと思いました。
でも、これ、季節限定。
え、なくなっちゃうの?
ヤダヤダ、づっと使いたいの!
なくなる前に、買えるだけ買っておかなきゃ!

買いに走るか否か、私の運命はいかに?!





sarasa design store ​の代名詞的な商品になったランドリーボトル。今は洗剤を入れています。​


ボビーワゴン、収納のない我が家の洗面所では大活躍です。


​このバケツのナミナミ、ホコリが溜まって苦手かなぁってカンは的中しましたが、
お掃除をするサインってことで前向きに受け止めています。

結論から言うと、
ストックをしないこと始めてみようと思います。
まず使い切る、使い切ってから考えてみようかと。


今まで、
送料無料、まとめ買いでお得、ポイントアップって言葉につられて、
ついついストックをしていたのですよね。
洗剤や石鹸、シャンプーなど、日用品は定番のものだからいいやっとポチッと。
(※)これって行動経済学では、選好の逆転っていうらしいですね。
行動経済学まんが ヘンテコノミクス [ 佐藤 雅彦 ] より


そして、こうしてストックがたっぷりあるものに限って、
欲しくなるのですよね、
​限定●●​とか、​​新フレーバー​​とか、キラキラした輝きを放ったものが。
ステキです。輝いてみえます。とても新鮮です。

そこで悩みます。
1回のお試し、1個だけ買っちゃおっかって。
そしてこの柔軟剤みたいに買っちゃうのですが、
手に入ったその時、オンタイムで使うことって実はあまりないのです。
ストック分はそれとして、
今使っているものがまだ使えるから、それを途中で置いてまで、
新しく買ってきたものを使うことってまずない。
そして、その新しく買ってきたものは、とっておきの子と思って、使わず取っておいてしまいます。
特別な時に使おう、なんて考えて、さらに、使うタイミングを逃す、
だって、特別な時ってそうそう来ないから。
そうすると、輝きが失われ始める。←でも認められない、心のどこかでははっきりとわかっているのに。
それからやっと使ってみて、予想以上の使い心地に「これを定番で使いたい!」と思った時には、
今まで使っていたストックがたっぷりある・・・
さらには、限定品で、もう手に入らない、とか、
今まさに私はこの状況に陥っているのです・・・

そして、ここへ来てやっと考えました。


ストックは新しいものとの出会いを妨げている?
だってだって、この柔軟剤を買った時にすぐ使っていたら、
私は今こんなに悩んだりしなかったよね?

 →ストックをやめよう(​買い物のルール​、ひとつ追加)


じゃあ、いつ買う?
買い物の仕方から考え直すべきよね?

 →今使っているものがなくなる前の週末くらいに買おう(​買い物のルール​、またひとつ追加)

とのことで、私はストックをしない生活を始めようとしています。


実はまだ、この柔軟剤が買えるのです。
だからこそ考えてよかった。
もしこれが在庫がなくなって買えないときだったら
「この甘ったるい香りは、寒い冬だから惹かれたのであって私の好みではない」
なんて、認知的不調和(※)に落ちいって、
ものと自分との関係の本質からずれていっていたかもしれないです。
(※これも行動経済学まんが ヘンテコノミクス [ 佐藤 雅彦 ] に出てきます)


無駄な買い物はしたくない
でも節約に躍起になるばかりに、素敵なものとの出会いを逃したくない
それが今、私が考える買い物の仕方です。​​​




このワイヤーのバスケット、確か初めて一人暮らしをした20歳の時に買ったものだった気がします。
長いこと共にしているのね、なんだか感慨深いです。
↑いちいち大げさ。