モノトーンに恋した瞬間、落ちた瞬間

モノトーンに恋した瞬間、落ちた瞬間を今でも覚えています。

 Kate Bingaman-Burtさんのイラストに衝撃を受けたのが、恋した瞬間です。






落ちた瞬間は、

人気のホットプレートBRUNOさまのホワイトを買ったときです。



このとき、この恋は本物だと確信しました。


モノトーンとの出会いは、大げさですが、私のこれからの生き方に影響を与えています。
今、自分の目標とする 2nd life に向けて、黎明期からちょっと成長期に差し掛かり、
思うところが出てきたので、
そもそも、その意識が芽生えたきっかけを改めて振り返ってみようかと思い始めました。
自分を整理するために(自己分析)



2nd life に向けて


-3
  自分の進みたかったデザインの仕事内容とは違う方向に進んでしまった
  →同じ分野を目指していた人と比べ、劣等感ばかり
  どうしたらいいか、
  打破するために何から手をつけたらいいか、焦るばかりだった

-2 
 どうなりたいかリストにした
  →スキルが伴わず、さらに焦った

-1 
 無力な自分を認め、受け入れた
  →いいと思ったものを真似しようと思った

 ↓↓↓

 世の中には優れたデザインが溢ている
 スキルアップのために
 気になったプロダクトデザインを手描きでマネしようと考えた

 ※手で描くことにこだわったわけ



±0  
 ケイトさん(Kate Bingaman-Burt)のプロジェクトとの、一方的な出会い
 ケイトさんは全米1住みやすい街、ポートランドのイラストレーターであり、教育者。
 2006年から2014年の8年間、
 買ったものをイラストで記録するプロジェクトをやり遂げたのです。


 「ライフログ」「手描き」などでググったら行き着いたのだと記憶しています。

 このプロジェクトで描かれたイラストは、書籍として購入可能です↓
 「Obsessive Consumption: What Did You Buy Today?」



 嬉しいことに、
 2017.8.12の40歳の誕生日から、またこのプロジェクトを再開したとのこと。


このプロジェクトを知り、とてつもない衝撃を受けました。
本のタイトルは「Obsessive Consumption」
google先生の自動翻訳によると 「強迫観念的な消費」
とってもコワいタイトルです。


普段何気なく使っているお金、
喉が乾いたなと思ったら、コーヒーショップでラテを買い、
小腹が減ったら、おやつを買い、
このお洋服ステキだな、と思ったら、どこに着ていく予定もないのに買ってしまう。
そうやって使った何気ないお金が積み重なって・・・
月末にやってくるクレジットカードの請求、高額にびっくり!
これは本当に必要だったの?
そんな日々の生活をイラストで視覚化し、ライフログにたのが、このプロジェクトです。

もう、このコンセプトから、表現手段まで、全てに感銘を受けました。
黒1色で、見慣れたものをここまで表現できるとは!


思えば、日本が世界に誇る文化「マンガ」も、基本は白い紙に黒1色で表現している。
なのですが、
ケイトさんのイラストは、自分のための徹してマイワールドなデフォルメっぷりなのです。
このイラストを通じ、

 色がないことで、今まで見えなかった特徴が浮き彫りになる
 想像力で何色にも染められる



なんてことを感じ、
モノトーンの世界に恋をした瞬間でした。


それから↓↓↓

+1  カラーバス効果
 モノトーンばかりが目につくようになる
 →instagram での「モノトーンインテリア」との出会いはときめくものがありました。

初期のこのころはまだ、ときめきです。
まだハマりきってはいなかったのです。
例えば、憧れのホットプレート、BRUNOさまは ”赤” が欲しかったのです。
このころはまだ。






ホワイトベースにウッドな家具、
ツールは差し色で ”赤” が、我が家のテイストでした。

DYMO のテープライター も、WILSON 4色 ボールペン も、
ツールは元気の出るような”赤”をセレクトしていました。


・・・ちょっと道を逸れる  
 それから、モノトーン洗脳がおかしな方向に向かい・・・


▼1
 何でもモノトーンが欲しくなり、集めた時期がありました。
 しかも、集めることに執着してしまって、もったいなくて使えないのです。
 ↑今だから認められることです。
 渦中の自分はきっと認められなかったです。
  


 本来の目的を見失っていると気がつく
 だんだんと増えてくるモノトーンアイテムに、
 はて?なんでだ?
 言い訳はいくらでもできます。
 むつかしくいえば、
 モノトーンで得られた「想像力トレーニング」「思考の整理法」を体現するため
 自分を取り巻く空間全てモノトーンにしたかったとか。
 でも違うよね、
 私のしたかったことは、
 自分のスキルアップのため、コミュニケーションツールのひとつとして、
 手描きで物事を表現したいと考えたからよね、



 期限を決める・ルールを決める
 集めたものは、引っ越したら使うと決めました。
 幸い、引っ越すことは決まっていました。

 

★2017.4 引っ越し
 いざ、コレクションしていたモノトーングッズを使うときが来ました。
 断捨離による効果や、less is more のマインドはそれなりに心得ていたので、
 使うことに抵抗はありませんでした。

 それから、ついに!
 BRUNOさまを買うときがきました。
 そこで私が選んだのは、
 


 ホワイトだったのです。
 もう、コレは自分でもびっくりしました。
 あれほど ”赤” と思っていたのに、
 いたのに、
 いざ買う時に選んだのは、迷わず ”ホワイト” ”白” でした。
 
この瞬間、モノトーンへの恋は本物だったと確信しました。




さてさて、まだ続きます。

私は自分の目標に対し、今現在、マイナス○くらいのところにいることがわかりました。
マイナスから±0→プラスに持って行きたいと、
それから、
モノトーングッズを集めたことで、
それを飾りにするのではなく、使う、使って本当に必要か見極めるミッションも加わりました。


「モノトーンに恋した瞬間、落ちた瞬間」私の価値観は変わりました。
きっとこれからも価値観が変わるとき、
もしかしたら、時代の変化とかで、意思とは無関係に更新する必要があるかもしれません。

そんな時のために、
今こんなことを考えていることを、恥ずかしがりながらも、
ここに残しておきたいと思います。

ライフログ。